笹子トンネル天井版崩落事故の現場検証から見つかった
アンカーボルトが崩落の原因を物語っていました。
コンクリートに穴を開け、穴に樹脂製接着剤を入れてボルト
の13センチを差込み、天井版や隔壁などを支えていたそうで
す。トンネル開通から35年間、ボルトを交換した記録はなく、
今回の事故はボルトや接着剤の劣化により、崩落した可能性
が高いということです。
保全点検要領には「天井板の損傷はつり金具などの腐食・
破損が最も心配される為、保守作業などのあわせ天井板上部
に登り、目視確認するなどの必要がある」と定めてあったそう
です。どうやら保守管理が最大の問題になってきそうです。