ＰＭ2.5は直径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質で、自動車や工場、石炭火力発電、家庭の暖房などが排出源とされ、肺がんを増加させる要因でもあります。この汚染物質が風に乗って日本に飛来してきています。

　中国では、急速な経済発展に伴い公害問題が頻発しています。しかし、習近平指導部は2020年までの所得倍増を目標に掲げて経済発展を最優先させる方針で、環境悪化に対する抜本的な対策はあと回しにされています。中国環境保護省の調査では被害は全国１７省、直轄市、自治区にまで拡がり、北京では１月の２６日間が有害物質を含む濃霧に包れたそうです。全国の70％の都市で大気が環境基準を満たしていないと報告しています。

　日本の環境省の調査によれば、日本に飛来している汚染物質はその濃度が薄まっていて健康への影響が出るようなレベルではないとしています。でも私たちとしては心配ですよね！

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